■概要
本記事ではロボット内ブラウザが正常に読み込まれない場合の対象法をご紹介致します。
■前提
DSについてデフォルト設定では
画面遷移時に0.5秒待ってから画面を表示するという仕様となっておりますが、
画面内の要素が表示までに0.5秒以上かかる場合は画面内に表示されないという形になっています。
(こちらはバージョン9.6以降の場合は一律0.5秒で固定となっています。
詳細はUser’s Guide (DesignStudio画面上部 Help > User’s Guide)の下記ページをご覧ください。
Welcome to Kofax Kapow > Design Studio > Use Wait Criteria)
■作業手順
0.5秒以上かかる画面を表示するためには以下の2つの方法で対応することができます。
1.Design Studio画面右下の再生ボタンを押します。
2.Wait Forという設定を使って、画面内の必要な要素が表示されるまでwaitさせます。
《WaitFor設定手順》
1.表示まで待たせたいステップを選択します。
2.DSブラウザ画面内で表示が遅れがちな要素を右クリック > 次を待機(Wait for) > 表示するHTML要素p(HTML Element Appear) >※'クリック'を再実行(Re-execute Click)
(※設定を行うステップの直前のステップ名を〇〇とすると、該当の画面には「Re-execute 〇〇」と表示される仕様です。
画像1では、「'クリック'を再実行」をクリックします。)
(画像1.WaitFor画面)
■備考
ネットワークが重い環境で、通常より長めにレスポンスを待ちたいものの、
システムが停止しているようなときは処理をタイムアウトさせたい場合の対応は以下です。
「ネットワークが重い環境の場合」「システムが停止しているとき」というステータスを何らかの方法で取得可能であれば、
何らかの対応ができる可能性がございます。
通信が発生しない場合は、Robot Configureの下記画像2の部分でタイムアウトの設定を行うことができます。
(画像2.タイムアウト設定画面)