RoboServerを複数起動する際の注意事項

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概要

下記ナレッジに記載の方法でRoboServer(以降RS)起動時に使用するポート番号を変更する事で、RSを複数起動する事が可能です。
起動方法は、下記のナレッジをご参照ください。
Roboserverだけを起動して、別環境のManagementConsoleに接続させる方法
各環境用のRSを起動する際に、ポート番号とホスト名/IPアドレスが重複(Duplicate)していた場合、別のRSとして認識できず、正しく動作しないためご留意ください。

具体例

パフォーマンスの改善を目的としてRSを複数起動する場合、以下3案のいずれかを検討下さい。
ロボットの処理時間増加の原因がメモリ不足等ハードのリソース不足であれば、各RSが使用できるハードのリソースが増えるため、以下①案が効果的かと考えます。

 ①複数サーバで複数のRSを稼働させる

 ②クラスタに割り当てているKCUポイントを増やす

 ③1サーバで複数のRSを起動させる ※RSのガベージコレクション中でもロボットを実行可能になります。

なお、複数のRSを起動した場合、各RSに割り当てられるKCUポイントが減り、KCUwaitが発生しやすくなりますのでご留意下さい。

注意事項

・ロボット実行の際は手動、スケジュールやAPIからの実行に関わらず、ロボットが実行されるクラスタのみを選択可能です。
・クラスタに複数のRSがある場合、MCは利用可能なスロット数が多いRSでロボットを実行します。
・RSのKCUポイントは自動的に割り振られ、各RSは予め割り当てられている以上のKCUポイントの利用ができません。
・複数のRSが起動している環境では、各RSの実行権限を変えている場合、権限の問題で特定のRSでロボットが正常終了しても、他のRSでは異常終了する事が考えられますので、ご留意ください。

参考

特定のRSでロボットを実行させる方法
ロボットの実行権限について
RoboServerの環境設定

区分 確認Ver
仕様 10.4.0.4