Chromium の概要

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 従来の WebkitエンジンとClassicエンジンに加え、Ver.10.3より、Chromiumというオープンソースのブラウザエンジンが追加されました。
これにより、DSで操作できるWebサイトの幅が広がりました。

Chromiumには下記のような特徴があります。

非同期通信の複雑なWebサイトも操作可能

WebkitエンジンやClassicエンジンでのWeb 操作は、操作画面の表示完了から 0.5 秒後（デフォルト値）の状態をスナップショット的に切り取り、その静的な画面に対して操作を加える仕様となっているため、Ajaxなど常に画面上の状態が更新される非同期通信を中心とした一部の Web サイトに対しては正常に動作しないことがあります。
しかし、Chromiumでは、ロボットフロー作成中にもブラウザ内の状態が変更されるため、 Webkit エンジンやClassic エンジンで操作できない Web サイトがあった場合、 Chromium を使用することで操作可能になる場合があります。

サーバ上で複数のロボットを実行できる

Chromium は、既存のロボットと同様に DS/RS 上でバックグラウンド実行されます。そのため、DA 端末数に関係なく複数のロボットをバックグラウンドで同時実行することが可能です。
しかし、DA のインターフェイスを使用してロボットの作成を行うため、 Chromium エンジン自体がフローの実行進捗に関わらず状態を保持する仕組み（ステー トフル）となっています。そのため、デバッグ等の実行時には、Built-in Excel と同様に状態を初期化するリフレッシュ処理が必要となります。

シークレットモードで起動される

Chromiumはデフォルトとしてシークレットモード(プライベートモード)で起動されます。なお、シークレットモードを解除する設定はありません。

 ＜動作イメージの紹介動画＞