Device AutomationでVMwareを使用する際の注意事項

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DA(Device Automation)の仮想環境としてVMwareを使用する際、注意点が2点あります。

■表示スケール(拡大率)を100%にする(1点目)
DA端末の仮想環境としてVMwareを使用すると、一部のアプリケーションでテキストとアイコンの拡大縮小が選択範囲を置き換えることがあり、DAを使用するロボットの予期しない動作につながります。

以下、拡大率を150%をした時の表示の状態です。
このようにオブジェクトが正しく認識されない状態となる可能性があるため、拡大率は100%にする必要があります。

win10______.png

<発生条件>
・DA端末が「Vmware」(仮想環境)である
・OSの種類は関係ない

<回避策>
・DA端末の表示スケールを100%にする
表示スケールの設定は、
Windows7では [コントロールパネル] → [デスクトップのカスタマイズ] → [ディスプレイ] 、
Windows10では [設定] → [システム] → [ディスプレイ] → [テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する]から設定を確認/変更いただけます。

■Windows10とVMwareを組み合わせてDAに使用するとオブジェクト認識がずれる(2点目)

VMwareの環境(OS)がWindows10またはWindows Server 2016の場合、オブジェクト認識がずれる場合があります。

<発生条件>
・DA端末が「Vmware」(仮想環境)である
・DA端末のOSがWindows10またはWindows Server 2016である
・LockScreen または RDP接続(Openステップ)を使用している

<回避策>
・VirtualBoxを使用する
・Windows10(またはWindows Server 2016)以外のOSを使用する
・仮想マシン設定のディスプレイの設定を変更する(以下ナレッジ参照)

VMware上のWindows10をDA環境として使用している場合、「Lock Screen」を実行するとオブジェクト認識がずれる

以下、10.3.0.7のリリースノートの内容です。

<リリースノート抜粋>
Display scaling on remote devices can displace selection.
If VMware is used for hosting remote devices, text and icon scaling can displace selections in some applications, leading to unexpected behavior for robots using Device Automation.
Workaround: Change display scaling to 100% on automation devices. For example, to change display scaling on Windows 7 go to Control Panel > Display and select 100% as the scaling factor.

遠隔装置上の表示スケールは選択を置き換えることができる。
VMwareをリモートデバイスのホスティングに使用すると、一部のアプリケーションでテキストとアイコンの拡大縮小が選択範囲を置き換えることがあり、Device Automationを使用するロボットの予期しない動作につながります。
回避策:オートメーションデバイスの表示スケーリングを100%に変更してください。
たとえば、Windows 7でディスプレイのスケーリングを変更するには、
[コントロールパネル]> [ディスプレイ]に移動し、スケーリングファクタとして100%を選択します。

<リリースノート抜粋>
Offset in the Automation Device view
When using Windows 10 in combination with VMware for Device Automation, the rendering in the Automation Device view might be offset.
Workaround: Use VirtualBox, or run the VMware on another Windows version.

オートメーションデバイスビューでのオフセット
Windows 10をVMwareと組み合わせてDevice Automation用に使用すると、Automation Deviceビューのレンダリングがオフセットされることがあります。
回避策:VirtualBoxを使用するか、別のWindowsバージョンでVMwareを実行してください。