概要
DAの「Enter Text」ステップや「Input Text」ステップでテキストをWebシステムに転記する際、
システム側のIME設定によっては、入力した文字が変換されてしまう場合があります。
Webシステムの仕様によっては、各項目毎に個別のIME入力モードが設定されており、その影響により「Enter Text」ステップや「Input Text」ステップでテキスト入力後、あるいは入力後に[Enter]キーをPressしたタイミングで、 意図せず文字が変換されてしまうことがあります。
【例】
システム側で入力モードがIMEで「ひらがな」に固定されている場合
下図では、Webシステム入力欄にカーソルを入れるとIME設定が[半角英数]→[ひらがな]に設定されてしまい、「Enter Text」ステップで変数に格納されたテキスト"international(株)"が、"いんてrなちおなl(株)"に変換された状態で転記されます。
(画像1.事象発生例)
対処方法
システム側で入力モードが制御されている場合は、以下のいずれかの方法にて現象が回避出来るかお試しください。
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「Set Clipboard」ステップと「Press Key」ステップを使用してテキスト入力する方法
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<手順>
- 入力するテキストを「Set Clipboard」ステップにセット
※下図ではテキストが格納された変数をセットしています。 - Webシステム上の入力欄をクリック
- 「Press Key」ステップで[Ctrl]+[V]を押下して、入力欄にテキストを貼り付け
(画像2.対処方法1_手順)
- 入力するテキストを「Set Clipboard」ステップにセット
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<手順>
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ファンクションキー(F6~F10)を押下して入力確定前のテキストを変換する方法
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<手順>
- テキスト入力後、入力されたテキストが"入力確定前の状態"であることを確認
(画像3.テキスト_入力確定前) -
入力元のテキストに合わせて、「Press key」ステップで[F6]~[F10]を押下する動作を追加
(画像4.ファンクションキー押下)
- テキスト入力後、入力されたテキストが"入力確定前の状態"であることを確認
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<手順>
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IME入力モードの変更後にテキスト入力する方法
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<手順>
- テキストを入力する前に、言語バーのIMEを開いて入力するテキストに合わせた入力モードに変更する動作を追加
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1で入力モードが変更されたことを確認し、「Enter Text」ステップや「Input Text」ステップでテキストを入力
(画像5.IME入力モード変更)
※システム側で入力モードの制御がない場合は、一度変更したIMEの入力モード設定が保持されますので、状況に応じて入力モードを元に戻すステップを追加するなどの対応を行ってください。
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<手順>
参考
DAでテキストを入力する際、IME設定の影響を受ける事がある
区分 | 確認Ver |
トラブルシュート | 10.4.0.4 |