DS画面上で表示されていない情報が、スクロール先にある場合、
「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップや「Presskey(キープレス)」ステップを
利用することで、スクロールして表示させることが出来ます。
【使用するステップ】
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「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップ
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「Press Key(キープレス)」ステップ
【実装例】
例1) Webサイトのスクロール先に隠れている情報を表示します。
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「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップを利用する場合
1.DSに表示された画面にて、F5又は更新ボタンを押下してから、
スクロール先の情報が記載されている情報を検索ダイアログから探します。
例)”ぶどう”のタグを検索する場合。
※HTMLタグ内から検索するため、赤枠の「検索」ダイアログにある「検索範囲」を
”ブラウザ内”に変更しています。
2.検索画面を閉じ、選択状態になったタグの情報(画面の下のTree情報で緑枠になっている)を
右クリックして、「指定タグまでスクロール」を選択します。
3.「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップを実行して、ステップの先が選択されて
いることを確認します。
また、表示されていた画面がスクロールされているか確認します。
例2) 入力可能なスクロール先に隠れている情報を表示します。
※例1は「Press Key(キープレス)」ステップを利用出来ません。
また、例2は指定するスクロール先である”HTMLタグ”が無いので、
「Scroll to(指定タグまでスクロール)」ステップを利用出来ません。
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「Press Key(キープレス)」ステップを利用する場合
1.DSにて表示した画面を「Click(クリック)」ステップでクリックします。
2.スクロールする箇所を選択して、右クリックし、「Presskey(キープレス)」ステップを
選択します。
3.「Presskey(キープレス)」画面にて、「押すキー」の指定を”値”に変更します。
4.”PageDown(ページダウン)”のキーコードである”0x01000017”を入力して、
OKボタンを押下します。(キーコードは”16777239”でも可能)
※他のキーコードについては、【注意事項】をご参照下さい。
5.ロボットを保存します。
「Press Key(キープレス)」ステップを進めて、スクロール動作を確認します。
【注意点】
- WebkitブラウザとClassicブラウザで、対応が異なります。
本件はWebkitブラウザでの対応となります。
DSにて「Presskey(キープレス)」ステップを利用したスクロールが出来ない場合がある
※ブラウザエンジンについては以下のナレッジをご参考下さい。
Classicエンジン と WebKit エンジンとの違い
Webサイトを操作する際のWebブラウザエンジンの使い分けについて
- 「Press Key(キープレス)」ステップで利用するキーコードは、
DAで利用するKeyCodeとは違います。以下の外部サイトをご参考下さい。
サイトにある値をそのまま「押すキー」に設定することで利用出来ます。
列挙型Qt ::キー