Tomcat環境でMicrosoft SQL Serverを使用した場合の設定について

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下記参考ドキュメントをもとに、使用するDBをMicrosoft SQL Server(以降MSSQL)に置き換えて作業いただく事を前提として記載します。

※「Windows用Tomcat構築作業手順書」と「BizRobo! Basic バージョンアップ検討・実施フロー」のご利用にはBizRobo! PORTALのアカウントが必要です。詳しくはこちらを参照してください。

・参考ドキュメント
Windows用Tomcat構築作業手順書

作業の流れは上記手順書の通りとなります。
MySQLでの作業をMicrosoft SQL Server Management Studioを使用して設定いただければ問題ありません。
以下に記載するユーザ名とパスワードはSQL認証でManagement Studioにログイン可能なユーザ名とパスワードを指定下さい。
※MC初回起動時に自動でDBを構築しますので、sysadminの権限が必要です。
また、BASICROBO_MC,ROBODB_MC,ROBOLOG_MCは手順書で指定しているデータべース名称となりますのでお客様環境でManagement Studioにて作成されたデータベース名称に合わせて変更ください。

①設定ファイルについて
mc.xmlについては変更が必要となりますので、以下の通り弊社環境での設定サンプルを記載します。

なおserver.xmlは、ログの出力先を指定しているのみなので、手順書での設定以外に変更いただく必要はありません。

【mc.xml設定例】

②MC上でのDB設定について
[Admin]-[Settings]-[RoboServer Log Database]と[Admin]-[RoboServers]-[Settings]の[Cluster Settings]ウィンドウでは以下の通り設定ください。

【RoboServer Log Database設定例】

③JDBCドライバについて
以下URLよりMSSQL用のJDBCドライバをダウンロードください。
なお、適用いただくJDBCドライバは下記ナレッジを参考にTomcat環境に採用されたJavaバージョンと同様のバージョンをご使用ください。

・URL:
Microsoft SQL Server 用 JDBC Driver のダウンロード

・参考ナレッジ
MCを独立したTomcat環境に構築する際のJavaバージョンの選定について
SQLServerを使用した際、SSLに関する例外メッセージが出力する

④ファイアウォール等の通信の設定について
MySQLでの設定をMSSQLの設定に置き換えるだけで問題ありません。
なお、MSSQLではTCP 1433番ポートで通信できる必要がありますのでご留意ください。

⑤その他注意事項について
SQL認証ではなくWindows認証での構築をご希望の場合は以下ナレッジを参考に構築ください。

Windows認証でSQLServerを使用する方法

以下ドキュメントに記載がございますが、データベースの照合順序にSQL_Latin1_General_CP1_CS_ASを設定くださいますようお願いします。

・参考ドキュメント
KofaxKapowAdministratorsGuide_EN.pdf
Create a New Database

また、下記ナレッジの通りv10.3.0.1をご使用の場合は、MSSQLでの構築が出来かねますのでバージョンアップをご検討ください。

・参考ナレッジ
MCをTomcatに外出しした環境でMC用DBにSQL Serverを指定した場合にJDBC接続エラーが発生する
BizRobo! Basic バージョンアップ検討・実施フロー