概要
DSのWeb操作でHTML要素をファインダーで動的に指定する方法を解説します。
作業手順
以下、2通りの例を記載しますので、ご参照下さい。
・要素名を動的に指定する方法
・テキストを動的に指定する方法
要素名を動的に指定する方法
以下画像の通り、ページ内のタグに連番が用いられている箇所に対し、「クリック(Click)」ステップを追加する際に、連番の数字の部分を「変数(Variable)」で動的に指定します。
1.「クリック(Click)」ステップを追加し、[ファインダー(Finders)]タブを開きます。
2.DS上ブラウザ内かHTML内で該当箇所を選択し、[ステップでこのタグのみ使用(Use only this tag in Step)]をクリックします。
3.数字を指定するための任意の変数を作成してください。今回は”number”と名づけたInteger変数を使用します。
4.「属性値(Attribute Value)」の[▼]より[次のパターンに一致(Matches Pattern)]を選択します。
5.「パターン(Pattern)」の[▼]より[エクスプレッション(Expression)]を選択します。
6.「パターン(Pattern)」には”question”と言う文字列と、変数に入った数値を組み合わせて指定したいので『"文字列"+変数名』と記載します。
今回の場合は、変数名が”number”ですので、『"question"+number』と入力します。
「結果のパターン(Resulting Pattern)」で”question1”が出力されていることが確認できます。
変数”number”で3が指定されると、属性値に”question3”を含む箇所が指定されます。
テキストを動的に指定する方法
1.例1の2と同様にDS上ブラウザ内かHTML内で該当箇所を選択し、 [ステップでこのタグのみ使用(Use only this tag in Step)]をクリックします。
2.[ファインダー(Finders)]タブを開き、「タグパターン(Tag Pattern)」の[▼]をクリックし、ご希望の選択肢を選びます。
・値(Value):文字列やパターンを直接入力します。
・変数(Variable):変数を指定します。
例:
下記画像は、”Text”と名づけたShort Text変数に”東京”と言う文字列を格納したものを使用し、タグを指定しています。
※上手く動作しない場合は「タグパス(Tag Path)」内で”何個目のタグか”という指定が入っている可能性があります。その場合は添え字の部分を削除して下さい。
(例)li [2] → li
区分 | 確認Ver |
手順 | 10.4.0.1 |