MCにリストア又はインポートを実施すると自動でファイル名が変更される

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確認バージョン

Management Console 11.3.0.2
Management Console 11.3.0.3
Management Console 11.4.0.2
Management Console 11.4.0.3

概要

11.3より前のバージョンでバックアップ又はエクスポートしたファイルを11.3以降のバージョンにリストア又はインポートした場合、
命名規則に則っていないファイルは自動でファイル名が変更(以下、リネーム)されます
 
命名規則については以下のオフラインドキュメントの”命名規則”をご参考下さい
v11.X BizRobo! Basicオフライン公式ガイドドキュメントの閲覧有効化

具体例

以下、11.1.0.6のバージョンで小文字と大文字で重複したタイプファイル名が存在しており、
11.4.0.2のバージョンへエクスポート/インポートした場合となります
 

  1. settingsファイルとSettingsファイルのタイプファイルが存在しているプロジェクトをエクスポートします
    無題2.png

  2. インポートした場合に以下のようなダイアログ(Warning)が表示されます
    Import completed with warningダイアログ
    無題.png

  3. 結果、Settingsファイルが Settings_4587e783af ファイル にリネームされます
    無題1.png

対処方法

対処方法1

リストア又はインポート時に表示されたリネーム対象が確認できるダイアログ(具体例の2を参照)を元に、バックアップ又はエクスポート元のバージョンで対象のファイルを修正し、再度バックアップ/エクスポートやリストア/インポートを実施

対処方法2

移行チェックツールを使用して、リネームが必要な対象を確認し、移行前のバージョンで対象のファイルを修正、バックアップ/エクスポートやリストア/インポートを実施

以下よりダウンロード可能です。ツールの使用方法は、zipファイル解凍後にREADMEをご確認ください。

MigrateCheckTool.zip

 

注意事項

ロボットに関連付いているファイル(タイプファイルやデバイスマッピングファイル等)がリネームされた場合、ロボット側は自動で更新されません
以下のように存在しないファイルを参照してしまうためエラーとなります
対処方法より、バックアップ/エクスポート元のバージョンで修正する必要があります
無題3.png