過去バージョンのバックアップファイルをリストア後、v11.4 Kappletsにてスケジュール失敗時の動作が変わる

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確認バージョン

Kapplets 11.3.X (11.3.0.2~)

Kapplets 11.4.X (11.4.0.2~)

概要

11.3から独立された New Kappletsにスケジュール機能が追加され、Kapplet実行失敗の際に特定のアクションのオプションが設定できるようになりました。

Kappletsにてスケジュール失敗時に選択可能なオプションは以下になります

バージョン スケジュール実行失敗時、選択できるオプション
10.4.0.4 選択オプションなし
10.7.0.4 選択オプションなし
11.1.0.4~11.1.0.6 スケジュール機能なし
11.3.0.2 コメント、スケジュール一時停止、スケジュール停止
11.3.0.3 コメント、スケジュール一時停止
11.4.0.2 なし、失敗した場合は一時停止、タイムアウトした場合は一時停止、エラーで終了した場合は一時停止

v11.4では、過去のバックアップファイルを復元すると、以下のように「スケジュール実行失敗時のアクション」が設定されます

NO バックアップ元 スケジュール失敗時 リストア先 スケジュール失敗時
1 10.4 11.3.0.2 コメント
2 11.3.0.3 コメント
3 11.4.0.2 なし
4 10.7 11.3.0.2 コメント
5 11.3.0.3 コメント
6 11.4.0.2 なし
7 11.3.0.2 コメント 11.4.0.2 なし
8 スケジュール一時停止 11.4.0.2 失敗した場合は一時停止、タイムアウトした場合は一時停止、エラーで終了した場合は一時停止
9 スケジュール停止 11.4.0.2 なし
10 11.3.0.3 コメント 11.4.0.2 なし
11 スケジュール一時停止 11.4.0.2 失敗した場合は一時停止、タイムアウトした場合は一時停止、エラーで終了した場合は一時停止

 

具体例

11.3.0.3→11.4.0.2

(1) v11.3.0.3のKappletsにて、スケジュールを用意します

(2) 上記 v11.3.0.3で作成されたバックアップファイルをv11.4.0.2の環境へリストアして、Kappletsにてスケジュール失敗動作を確認します。

 

注意事項

仕様変更のため、回避策はありません。