【使用するステップ】
- 「変数の割当(Assign Variable)」ステップ
【実装例】
タイプファイル変数(コンプレックスタイプの変数)の値をすべてクリアにしたいとき、タイプファイル変数内に設定された値をひとつひとつクリアする方法では、変数の数だけステップを用意することになり手間がかかります。
ここでは、値を格納するためのタイプファイル変数とは別に、値をクリアにするための空のタイプファイル変数を用意することで、タイプファイル変数内のすべての値を1つのステップでクリアにする方法をご紹介します。(タイプファイルについては 変数/タイプファイルとは をご参照ください。)
※この例では「変数A」「変数B」「変数C」が設定されている「タイプファイルA」という名前のタイプファイルを使用します。
- 値を格納する変数(例:タイプファイルa)と、値をクリアするための変数(例:タイプファイルa_クリア用)を追加します。
- 値を格納する変数(例:タイプファイルa)に値を格納する処理を行います。
(例:タイプファイル変数内の変数にそれぞれ値が設定されています。)
- 2.で設定された値をクリアしたい場所に「変数の割当」ステップを追加し、以下のように設定します。
「値:」右端の▼をクリックして「変数」を選択した後、値をクリアするための変数名を選択
(例:タイプファイルa_クリア用)
「変数:」値をクリアにしたい変数(例:タイプファイルa)
- 「変数の割当」ステップが実行されると、値が格納されていた変数(例:タイプファイルa)の値がクリア用の変数(例:タイプファイルa_クリア用)の値で上書きされ、すべてクリアになります。
【注意点】
「変数の割当」ステップの「値」と「変数」には、同じタイプの変数を設定します。
タイプファイル変数内に設定された構成内容が同じ別のタイプファイルを使った変数は、異なるタイプの変数として扱われます。異なるタイプの変数を選択すると「非互換タイプの変数に値を割り当てます。」というエラーメッセージが表示されます。
【関連情報】
※この記事は2022年8月15日にver11.1.0.6で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。