[不具合情報]v11.xのManagementConsole(MC)にて編集した内容がKappletsに自動的に同期がされない

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発生バージョン・改修ID・修正バージョン

発生Ver 改修ID 修正Ver

v11.1.0.4
v11.1.0.6
v11.3.0.2
v11.3.0.3
v11.4.0.2
v11.4.0.3

2145193  

 

事象

v11.1以降、ManagementConsole(MC)にて編集した内容がKappletsに自動的に同期がされない事象が発生しております。

-事例1-
Kappletsユーザーに割り当てられているグループをMC側で変更した場合、Kapplets側のユーザー情報には変更前のグループ情報が残った状態となります。

<グループ変更前のMCとKappletsの状態>
※以下2つのユーザーが、それぞれ異なるグループに所属しているものとします。
kappletsuser01:KappletsGroupsA
kappletsuser02:KappletsGroupsB

<グループ変更後のMCとKappletsの状態>
※kappletsuser02のユーザーのグループをKappletsGroupsBからKappletsGroupsAに変更します。
kappletsuser01:KappletsGroupsA
kappletsuser02:KappletsGroupsA

MC側では、kappletsuser02のグループがKappletsGroupsAに変更されています。一度kappletsuser02にてKappletsにログインをすることで、Kapplets側でも変更先のKappletsGroupsAが追加され、同期されたことが確認できます。しかし、Kapplets側ではKappletsGroupsAとKappletsGroupsBの両方が設定されている(KappletsGroupsBが残った)状態となります。

-事例2-
KappletsユーザーをMC側で削除した場合、Kapplets側にはユーザー情報が残った状態となります。

エラーメッセージ

なし

 

発生条件

  • v11.1以降のバージョンを利用していること

 

対処方法

  • MC側で編集した処理内容と同様の編集をKapplets側で行うことが必要です。

    <グループ変更の場合>
    1)admin権限でKappletsにログインする。
    2)グループ変更前の情報が残っているユーザーを選択する。
    3)グループ変更前に割り当てられていたグループのチェックを外す。
    4)グループ変更前に割り当てられていたグループのチェックが外れたことを確認して保存を押下する。
    5)グループ変更前に割り当てられていたグループが表示されなくなったことを確認する。

     

    <ユーザー削除の場合>
    1)admin権限でKappletsにログインする。
    2)MC側で削除したKappletsユーザーの「ユーザーの除去」ボタンを押下する。
    3)ユーザー除去に問題がなければ ”はい” を押下する。


    4)MC側で削除したユーザーが削除されていることを確認する。
     

 

参考情報

  • 上記の事例1のようにKapplets側のユーザー情報に変更前のグループ情報が残っていても、変更前のグループで実行が可能であったKappletsを実行することはできません。

    変更前のグループで実行が可能であったKappletsを実行しようとした場合に表示されるエラーメッセージ:
    The kapplet is diseabled due to robot configration issue.
    kappletはロボットの構成の問題が原因で無効です。

    kappletsuser02をKappletsGroupsAのグループに変更すると、「KappletsGroupsB」というKappletsを実行することが不可能となり、「KappletsGroupsA」というKappletsを実行することが可能となります。

  • 上記の事例1について、新規作成したKappletsユーザーがログインする前にグループの変更が行われた場合、本事象は発生しません。

  • 上記の事例2について、Kapplets上には削除されたユーザーが残った状態にはなりますが、MC上にユーザー情報が存在しない状態となるため、ログインすることはできません。