発生バージョン・改修ID・修正バージョン
発生Ver | 改修ID | 修正Ver |
v11.1.0.4 |
2145193 |
事象
v11.1以降、ManagementConsole(MC)にて編集した内容がKappletsに自動的に同期がされない事象が発生しております。
-事例1-
Kappletsユーザーに割り当てられているグループをMC側で変更した場合、Kapplets側のユーザー情報には変更前のグループ情報が残った状態となります。
<グループ変更前のMCとKappletsの状態>
※以下2つのユーザーが、それぞれ異なるグループに所属しているものとします。
kappletsuser01:KappletsGroupsA
kappletsuser02:KappletsGroupsB
<グループ変更後のMCとKappletsの状態>
※kappletsuser02のユーザーのグループをKappletsGroupsBからKappletsGroupsAに変更します。
kappletsuser01:KappletsGroupsA
kappletsuser02:KappletsGroupsA
MC側では、kappletsuser02のグループがKappletsGroupsAに変更されています。一度kappletsuser02にてKappletsにログインをすることで、Kapplets側でも変更先のKappletsGroupsAが追加され、同期されたことが確認できます。しかし、Kapplets側ではKappletsGroupsAとKappletsGroupsBの両方が設定されている(KappletsGroupsBが残った)状態となります。
-事例2-
KappletsユーザーをMC側で削除した場合、Kapplets側にはユーザー情報が残った状態となります。
エラーメッセージ
なし
発生条件
- v11.1以降のバージョンを利用していること
対処方法
-
MC側で編集した処理内容と同様の編集をKapplets側で行うことが必要です。
<グループ変更の場合>
1)admin権限でKappletsにログインする。
2)グループ変更前の情報が残っているユーザーを選択する。
3)グループ変更前に割り当てられていたグループのチェックを外す。
4)グループ変更前に割り当てられていたグループのチェックが外れたことを確認して保存を押下する。
5)グループ変更前に割り当てられていたグループが表示されなくなったことを確認する。
1)admin権限でKappletsにログインする。
2)MC側で削除したKappletsユーザーの「ユーザーの除去」ボタンを押下する。
3)ユーザー除去に問題がなければ ”はい” を押下する。
4)MC側で削除したユーザーが削除されていることを確認する。
参考情報
- 上記の事例1のようにKapplets側のユーザー情報に変更前のグループ情報が残っていても、変更前のグループで実行が可能であったKappletsを実行することはできません。
変更前のグループで実行が可能であったKappletsを実行しようとした場合に表示されるエラーメッセージ: The kapplet is diseabled due to robot configration issue. kappletはロボットの構成の問題が原因で無効です。
kappletsuser02をKappletsGroupsAのグループに変更すると、「KappletsGroupsB」というKappletsを実行することが不可能となり、「KappletsGroupsA」というKappletsを実行することが可能となります。
-
上記の事例1について、新規作成したKappletsユーザーがログインする前にグループの変更が行われた場合、本事象は発生しません。
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上記の事例2について、Kapplets上には削除されたユーザーが残った状態にはなりますが、MC上にユーザー情報が存在しない状態となるため、ログインすることはできません。