DSで扱えるデータの種類(変数のタイプ)

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DSでは以下に示すデータの種類(変数のタイプ)を扱うことができます。
変数及びタイプファイルの作成については、変数/タイプファイルとはを参照ください。

【使用するステップ】

  • なし

 

【実装例】

1. よく使用する変数

  • Short Text / ショートテキスト
    テキストを格納します。WEBサイトやExcelから抽出・転記など、幅広く使用できます。

  • Long Text / ロングテキスト

    改行を含むテキストを格納します。
    複数行にまたがるテキストを格納することができるので、CSVファイルからのテキスト抽出・編集にも使用できます。

    参考:CSVファイルにデータを書き込む

  • Integer / 整数
    "12"、"-12" のような整数を格納します。
    "+12"とプラス記号付きの値を格納した場合は、"12"として格納されます。
    エクスプレッションで足し算・引き算を行う場合など、文字列ではなく数値として扱う必要がある場合はInteger型を使用します。

    "1"という整数をInteger型とShort Text型に格納した際の挙動
    参考:DSのエクスプレッションの「オペレータ >連結/追加(+)」
    mceclip0.png

  • Date / 日付
    "2020-12-23 15:29:03.717"のような yyyy-MM-dd hh:mm:ss.n という日付形式を格納します。
    "2020-12-23"や"12/23"など上記と異なる日付形式の場合は、Short Text型やLong Text型に格納する必要があります。

    ※式エディターなどで「エクスプレッション」>「関数」>「現在の日付と時間: now()」を
     選択した際の日付形式になります。
    ​​

  • Excel
    Excel形式のデータを格納します。
    Excelファイルを編集したり、新規にExcelファイルを作成する際に使用します。
    また、格納されたデータを変数ビューからプレビューすることが可能です。

    参考:保存してあるExcelファイルを開く(書き込み可能)
       新規Excelファイルを開く

  • PDF

    PDF形式のデータを格納します。
    PDFファイルを表示させたり、PDFファイルをダウンロードする際に使用します。また、格納されたデータを変数ビューからプレビューすることが可能です。

    参考:PDFファイルを開く
       PDFファイルを保存する

  • Binary / バイナリ

    様々な形式のデータを格納することができます。
    WEBサイトからファイルをダウンロードしたり、添付ファイル付きのメールを送信する際に使用します。

    参考:ファイルをダウンロードする
       ファイルを添付してメール送信する

2. 全ての変数のタイプと概要(選択欄での表示順)

種類 種類(訳) 概要
Binary バイナリ バイナリデータ。様々なファイルのデータを格納できる。
後述の画像・PDFデータもバイナリ変数に格納できるが、プレビュー機能が使用できない。
Boolean ブール値(論理値) "true" または "false" といった、関数の結果。
Character 文字 "A"、"あ"などの1文字。
1文字であれば漢字や数字なども格納できる。
Country 国名の略称記号(日本の"JP" 、アメリカの"US"など)。
ISO-3166規格で定義されている国コード。
Currency 通貨 通貨の略称記号(日本円の"JPY" 、アメリカドルの"USD"など)。
ISO-4217規格で定義されている通貨コード。
Date 日付 "2020-12-23 15:29:03.717"のような yyyy-MM-dd hh:mm:ss.n という形式の日付。
Excel エクセル Excel形式のデータ。
DSのウィンドウビューで編集できる。
HTML HTML HTML形式のデータ。
DSの変数ビューでプレビューできる。
Image 画像 Jpeg、PNG、GIFなどの画像形式のデータ。
DSの変数ビューでプレビューできる。
Integer 整数 "12"、"-12" のような整数。
"+12"とプラス記号付きの値を格納した場合、"12"として格納される。
JSON JSON JSON(JavaScript Object Notation)形式のデータ。
Language 言語 言語の略称記号(日本語の"ja" 、英語の"en"など)。
ISO-639規格で定義されている言語コード。
Long Text ロングテキスト 単語や文章などのテキスト。
改行コードを読み取り、改行した状態でデータを出力・表示する。
Number 数値 "12. 345"、"-12. 345" のような小数点を含む数値。
"+12. 345"とプラス記号付きの値を格納した場合、"12. 345"として格納される。
Password パスワード パスワード(テキスト)。
データを表示する際、文字をアスタリスク(*)に置き換えて表示する。
PDF PDF PDF形式のデータ。
DSの変数ビューでプレビューできる。
Properties プロパティ プロパティ設定用のテキスト。名前/値のリスト。
Session セッション Cookie、WEBサイトのログイン認証などのセッション情報。
Short Text ショートテキスト 単語や文章などのテキスト。
改行コードが含まれる場合も、改行せずにデータを1行で出力・表示する
※改行コードは保持されます
XML XML XML形式のデータ。
Desktop Automation(DA)でツリー情報を抽出する際にも使用する。


【注意点】

 

【関連情報】


※この記事は2020年12月23日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。