概要
「変数の変換」ステップ>「数値を抽出」コンバータの仕様により、抽出対象の変数が以下のパターンの場合、エラーが発生します。
①、変数の値に数値がない
例:abc
②、変数の値が空
例:
エラーメッセージ
変数の変換 アクションによるエラーが発生しました。データ コンバータでエラーが発生しました。 数値を抽出 データ コンバータからのエラーが発生しました。入力から数値を抽出できません。
下記のパターンでは、エラーが発生しませんが、最初の連続数値しか抽出できない。
③、変数が連続ではない
対策として、①と②のエラーを回避する、又は③の連続ではない数字を一括で抽出する場合、
「抽出」>「高度な抽出」コンバータを利用することで、対応することが可能です。
使用例
パターン①、②について、「抽出」>「高度な抽出」コンバータを利用するだけで、上記のエラーが自動的に回避することができます。
パターン③についての設計例を説明します。
数値が3個所に分ける変数から数値を抽出する例を説明します。
<抽出対象の変数>
テスト123テスト456テスト789
<テスト結果>
123456789
設計イメージ
<パターン>
\D*([0-9]*)\D*([0-9]*)\D*([0-9]*)\D*.*
※([0-9]*)\D* を3回繰り返す必要がある。
<エクスプレッションを出力欄>
$1 + $2 + $3
注意事項
数値が出現する上限回数に応じて、「パターン」と「エクスプレッションを出力」の値も変更必要があります。
例えば、数字が出現した上限回数が5の場合、パターン欄に下記部分を5回繰り返す必要があります。
([0-9]*)\D*
同時に、「エクスプレッションを出力」欄の値も$5まで設定必要があります。
$1 + $2 + $3 + $4 + $5
参考
パターン欄の利用方法に関して下記ヘルプ資料にご参考ください。
https://docshield.kofax.com/RPA/ja_JA/10.7.0_oc6xl3vcnp/help/kap_help/reference/c_patternsref.html
区分 | 確認Ver |
逆引き | 10.7.0.4 |