概要
テキスト型変数に格納されている文字列をバイナリ型変数に変換後、バイト数を取得する方法について説明します。
使用例
文字の入力制限があるサイトの操作をおこなう際に、文字数によって後続の処理を分けたい場合。
前提
以下の変数を作成します。
・ShortText :バイト数を取得する対象文字列を格納
・Integer :バイト数を格納
・Binary :文字列をバイナリ型へに変換し格納
作業手順
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テキストをバイナリに変換します。
- 《変数の変換(Convert Variables)》ステップを追加します。
- [変換(Conversions)]の『+』ボタンを押下します。
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【設定:変換(Conversion Configuratin)】ダイアログで、次のように設定します。
- [開始(From)]でShort Text型変数を選択します。
- [終了(To)]でBinary型変数を選択します。[コンバータ(Converters)]で『+』ボタンを押下し、「エンコードとデコード(Encoding and Decoding)」→「テキストをバイナリに変換(Convert Text to Binary)」を選択します。
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【設定:テキストをバイナリに変換(Convert Text to Binary Configuration)】ダイアログで次のように設定します。
- [エンコード(Encoding)]で「日本語(Shift_JIS)(Japanese(Shift_JIS))」を選択します。
- 『OK』ボタンを押下します。
- 【設定:変換(Conversion Configuratin)】ダイアログで『OK』ボタンを押下します。
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バイナリからバイト数を取得します。
- [変換(Conversions)]の『+』ボタンを押下します。
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【設定:変換(Conversion Configuratin)】ダイアログで、次のように設定します。
- [開始(From)]でBinary型変数を選択します。
- [終了(To)]でInteger型変数を選択します。
- [コンバータ(Converters)]で『+』ボタンを押下し、「エクスプレッションを評価(Evaluate Expression)」を選択します。
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【設定:エクスプレッションを評価(Evaluate Expression Configuration)】ダイアログで次のように設定します。
- 『エクスプレッション(Expression)』ボタンを押下し、「関数(Functions)」→「長さ:length(Length:length)」を選択します。
- "length()"と入力されるので、()内にカーソルを移動させた状態で、『エクスプレッション(Expression)』ボタンを押下し、「変数(Variables)」→「Binary型変数名」を選択します。
※本件では、Binary型の変数名が"Binary"ですので、”length(Binary)”と記載されています。 - 『OK』ボタンを押下します。
- 『エクスプレッション(Expression)』ボタンを押下し、「関数(Functions)」→「長さ:length(Length:length)」を選択します。
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【設定:変換(Conversion Configuratin)】ダイアログで『OK』ボタンを押下します。
設定後の画面
- [変換(Conversions)]の『+』ボタンを押下します。
実行結果
ステップを実行すると、文字列のバイト数が変数に格納されます。
参考
ドキュメントや他ナレッジへの参照がある場合に記載。
区分 | 確認Ver |
逆引き | 10.4.0.4 |