【ステップの効果】
- Excelファイルの行、列、セルまたはシートをループします。
【使用方法】
- ウィンドウズビューの右クリックメニューから挿入する場合
「右クリック」>「ループ」>「選択中の行をループ」>「最初の行を含める/最初の行を除外」を選択します。 ※行をループさせたい場合
「ファインダー」タブ、「アクション」タブは自動で設定されます。
- 空のアクションステップを挿入する場合
1.「アクションステップ」を作成します。
2.「アクションの選択」 > 「Excel」 > 「Excel内ループ」を選択します。
3.「アクション」タブにてループする対象を選択します。行をループさせたい場合は「行」を選択します。
4.「ファインダー」タブにてループする対象を設定します。※以下は「Sheet1」というシートをループさせるための設定です
【設定項目】
①ループする:ループ対象を選択します。
シート:シートをループします。これを選択する場合、範囲ファインダーは必要ありません。(Sheet1,Sheet2,Sheet3....)
列:ファインダーの設定によって検出される範囲の列をループします。(ex 1列目、2列目、3列目....)
行:ファインダーの設定によって検出される範囲の行をループします。(ex 1行目、2行目、3行目....)
セル:ファインダーの設定によって検出される範囲のセルをループします。(ex A1セル、B1セル...A2セル、B2セル....)
②最初のインデックス:ファインダーの設定で検出される範囲において、
何番目からループを開始するかを設定できます。
例)ループ対象:「行」 最初のインデックス:「1」、「最初から」 の場合、
ループは2行目から始まります。
※インデックスは0からカウントします。
※最初のインデックス:「1」、「最後から」にした場合、
ループ対象の最終行から2行目(下記例ではつまり9行目)からループが始まります。
③最後のインデックス:ファインダーの設定で検出される範囲において、何番目までループをするか(どこまでループするか)を設定できます。
例)ループ対象:「行」 最後のインデックス:「1」、「最後から」 の場合、ループは9行目で終了します。
④インクリメント:ループする単位を設定します。
例)ループ対象:「行」 インクリメント:「2」 の場合、2行単位(1行飛ばし)でループします。
⑤ループバック:チェックを入れるとループの開始位置と終了位置が逆になります。
⑥範囲名:ループ範囲に任意の名前をつけることができます。
【注意点】
- 「Excel 内ループ(Loop in Excel)」ステップはデータがある最終のシート/列/行/セルを自動検出し、そこまでをループ対象とします。
ループする範囲を任意に変更したい場合は上記②や③を設定するか、
テストステップを用いてある値を検出したらトライステップに流す等エラー処理でコントロールする必要があります。
【関連情報】
- 「Excel内ループ(Loop in Excel)」ステップで、読み込み行 (列)がなくなった場合のエラーを回避する処理
- DSでExcelの特定のシートのみをループさせる方法
- Excelから取得したデータをWEBページに入力する方法
※この記事は2020年11月4日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。