「ファイル繰返し(For Each File)」ステップと「値判定(Test Value)」ステップを使用し、判定したいファイル名の存在有無を確認できます。
【使用するステップ】
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップ
- 「値判定(Test Value)」ステップ
【実装例】
Excelファイル(拡張子.xlsx)が対象ディレクトリ内に存在するか検索し、検索結果を判定します。
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップに判定したいファイルのあるファイルパスを記入し、ファイル名のパターンに正規表現+拡張子(.*xlsx)を記入します。
- 「ファイル名をここに保存」にshortText型のグローバル変数を指定します。
※この変数にはデフォルト値を「ファイル無」に設定しています。 - エラー処理を「後続のステップすべてをスキップ」に変更し、「API例外」と「エラーとしてログ記録」の☑を外します。
※☑を外さないとファイルが無かった場合エラーとなり処理が中断します。 - 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップの前にブランチを挿入しトライステップを挿入します。
- トライステップの先に「値判定(Test Value)」ステップを追加し、ファイル名(変数)がデフォルト値かを判定します。「条件」ファイル名=="ファイル無"「If:」「条件が満たされています」に設定します。
- 「値判定(Test Value)」ステップのエラー処理を「次の代替手段を試行」、「直近のトライステップ」に変更します。
※この設定により、ファイル名(変数)がデフォルト値の場合は「ファイル無」のブランチへ、デフォルトでない場合(ファイルが存在した場合)は「ファイル有(そのまま次のステップ)」へとそれぞれ処理を設定することができます。
【注意点】
- ファイル名を格納する変数は、グローバル設定にしておく必要があります。
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップではロボットの仕様でファイルが無かった場合エラーとはなりません。そのため、「ファイル繰返し(For Each File)」ステップのエラー処理を「次の代替手段を試行」にしても機能しません。詳細は下記の「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップにてエラー処理を設定する方法を確認ください。
【関連情報】
- 変数操作などを行う際の「パターン」で使用する正規表現
- ファイル・フォルダの存在を確認する
- ファイルの存在を確認する。(コマンドライン実行dir)
- 「ファイル繰り返し(For Each File)」ステップにてエラー処理を設定する方法
※この記事は2020年8月13日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。