【ステップの効果】
- 正規表現を用いて任意の文字列Aから任意の文字列Bの取り出しができます
【使用方法】
- 「アクションステップ」を作成します。
- 「アクションの選択」>「変数の割当/変換」>「変数の変換」を選択します。
- アクションタブにて「+」ボタンを押します。
- 「開始」にはテキストの置き換えをしたい文字列が入っている変数を選択します。
「終了」にはテキストの置き換え後の文字列を保存する変数を選択します。 - コンバータで「+」>「テキストフォーマット」>「パターンを置き換え」を選択します。
- 「パターン」には入力値および取り出したい箇所を考慮し、
正規表現の形で記載します。取り出したい箇所には()をつけます。
「エクスプレッションを置き換え」には$+"取り出したい()の連番"で記載します。
以下例では2つ目の()と3つ目の()を取り出し、「+」の演算子で結合しています。
.* → 任意の文字列
\d{3} → 3桁の任意の数字
※以下例では説明のために取り出す箇所以外にも()をつけています。
※正規表現については関連情報を参照してください。
【設定項目】
①パターン:
元の文字列を正規表現等を用いた表現にします。正規表現を用いることで
入力値が変わっても文字列の構成が変わらなければ同じ箇所を取り出すことができます。
※正規表現の記法については関連情報を参照してください。
②シンボル:
正規表現における記法をリストから選択式で入力できます。
③編集:
エディターを開くことができます。「テスト」ボタンをクリックすると
パターンに入力した値によって取り出せる文字列を確認することができます。
④大文字小文字の区別を無視:
必要であればチェックを外します。(デフォルトではチェックが入っています。)
⑤エクスプレッションを置き換え:
取り出し箇所を"$" + ()の連番で記述します。
上記の例では2番目と3番目の()の中身を取り出し、「+」で結合しています。
⑥エクスプレッション:
特殊文字や関数、同ロボット内で使用している変数等を選択できます。
⑦編集:
エディターを開くことができます。取り出したい文字列を確認しながら式を記述できます。
⑧すべて置き換え:
必要ならチェックを外します。同じ文字列が2か所以上ある場合、
チェックを外すとパターンに一致した最初にでてきた文字列のみが対象になります。
【注意点】
- ロボットの安定性を上げるためには、想定される入力値すべてを
網羅できるように「パターン」を記述する必要があります。
そのため、固定値を除いてすべて正規表現で記述することが望ましいです。
【関連情報】
※この記事は2020年9月7日にver10.4.0.2で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。