Kappletで設定されたスケジュールは「ユーザー管理の有効化」に関わらず実行される

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概要

Kappletのスケジュールは登録(インストール)したユーザーごとに作成されるため、RoboServer Settings「ユーザ管理の有効化」に関わらず実行されますが、「ユーザ管理の有効化」を無効にすると、設定したスケジュール内容を確認できなくなります。 なお、各ユーザーが設定したKappletのスケジュール内容は管理者でも確認はできません。 

 

また、Kappletの実行ログは、MCの「ログ(Logs)」タブの「スケジュール実行(Schedule Runs)」や「スケジュール メッセージ(Schedule Messages)」に表示されません。 

※「ロボット実行(Robot Runs)」や「ロボット メッセージ(Robot Messages)」には表示されます。 

把握していないところでロボットが動作する可能性があるため、バージョン移行作業や「ユーザ管理の有効化」の切り替え時は、Kappletのスケジュール管理に注意してください。 

 

「ユーザ管理の有効化」切り替えた場合のKappletの表示の違い

「ユーザー管理の有効化」がON 

管理者ユーザーとして「test」という名前のKappletを登録(インストール)した画面です。この状態では、スケジュールの確認、設定が可能です。 

 2740_cap01.png

 

「ユーザー管理の有効化」をOFFに変更 

管理者ユーザーではない別のユーザーとして扱われるため、Kappletが登録(インストール)されていませんこの状態ではスケジュールの確認、設定はできませんが、①の状態で設定されていたスケジュールは実行されてしまいます。 

 2740_cap02.png

 

参考

バージョンアップ実行サンプル 
Kappletの実行ログとスケジュール設定の一括削除 
Kappletでエラーが発生した際のKapplet名の確認方法 
「Kapplet User」に特定のKappletのみを使用させる方法 
MCの管理者ユーザー情報登録方法(MCでのUser&Group設定の有効化) 

 

区分 確認Ver
仕様 10.3.0.7