RSが稼働しているサーバーや端末、あるいはDA端末でWindows Updateによって更新プログラムを適用すると、環境の変化によってロボットの動作に影響が出る場合があります。
既知の事例において、更新プログラムの不具合により、DASの起動が失敗する事象が確認されています。
※上記事象は、追加公開されたOSの修正パッチにより改善されることを確認済みです。詳細は『Windows7環境でDASの起動に失敗する』を参照してください。
Windows Updateを実施する場合は、事前にステージング環境にて動作検証を実施したうえで、お客様判断において本番環境への更新プログラムの適用を実施してください。
<Windows Update実施によってDAに影響が出た事例>
既知の範囲では以下の事象が確認されています。
・ファイアウォールの設定が変更され、DASと接続できない状態となった
事象が発生した場合は、ネットワークや開放したポートなどファイアウォールの設定を再確認し、Windows Update前の状態に設定を戻してください。
・.Net Frameworkがバージョンアップされ、要素が認識できなくなった
DAは.Net Framework のUI Automation機能を利用して要素を認識します。Windows Update実施前後で.Net Frameworkのバージョンが異なった場合、実施前に認識できていた要素が認識できなくなることがあります。要素の認識が異なる例については『DAによる要素の認識は.Net Frameworkのバージョンによって異なる』を参照してください。
Windows Updateを実施する際は、事前にレジストリから.Net Frameworkのバージョンを確認してください。Windows Update後に事象が発生した場合は.Net Frameworkを以前のバージョンに戻してください。