クローリングロボットと異なり、プロセスオートメーションロボットの構築の際はデータ更新によって対象システムの状況が変更になり、そもそも特定の条件において実行される画面が表示されない、またはロボットの作りこみの段階で処理をしてしまったために、構築したロボットの確認に使うデータがない。などと言った状況が起こりえます。
特に、外部のWebサイトに対して自動化処理を実施する場合など、容易にテストデータが作成できない場合もあります。
こうなってしまうとロボット構築のプロセスで頻繁にデータ発生までの作業待ち時間が発生し、ロボット作成の生産性が大幅に落ちてしまいます。
このような状況を防ぐためのTipを以下にまとめます。
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Extract Clip -> Write FileMake Snapshot(スナップショット生成) により、当該画面の複製を作成 - 上記で複製したファイルをLoad Page(ページ読込)で、当該画面表示ステップの直後に配置
- 複製画面に対してロボット化の処理を組み込み
- 「更新」や「実行」など、システムのステータスを変更してしまう処理に対して、Modify Tag(タグ変更) を用いてタグを張りぼて化
※ Kapow Katalyst 9.3 より、”Extract Clip(クリップボード抽出)” アクションは廃止されました。過去バージョンのロボットをマイグレーションする際の内部エラーの原因ともなりますので、ご注意ください。