「Open」ステップでDA端末にログインできない場合の対処方法

フォローする

ログオフ状態またはロック状態のDA端末に対し、「Open」ステップにて下記のURIを設定してログインしようとした際に、接続エラーとなりログインに失敗する場合があります。
※ログインに失敗した場合でもDA上ではエラーは表示されません。(※1)

rdp://{ユーザー名}:{パスワード}@{ホスト}?d={ドメイン}


※実際のURIでは、それぞれの値を囲っている{ }は除外してください。
※RDP接続とURIでの使用ポートは3389で設定されているため、ポートを指定することはできません。
 DA端末のRDPの使用ポートはデフォルトの3389のまま使用してください。
※ドメイン参加していない環境であれば、「?d={ドメイン}」部分は除外してください。

接続エラーの原因

2通りの場合が考えられます。それぞれ下記の対処方法をお試しください。
・URIのパラメーターに使用できない文字列が含まれている
・接続先のDA端末がリモートデスクトップ接続を許可していない

対処方法

■URIのパラメーターに使用できない文字列が含まれている場合

URIのログインIDやパスワードなどのパラメーターに、使用できない文字列(”@”、”:”など)が含まれていると、DA端末にログインすることができません。
そのため、あらかじめ使用できない文字列をURLエンコードしてログインする必要があります。

<例>
 @   ⇒ %40
  :  ⇒ %3A

エンコードする方法は『DAの「Open」ステップにて「URI」項目に特殊文字(:や@や#)を使用する方法』を参照してください。

また、DSの「変数の割当 (Assign Variable)」ステップを使用してURLエンコードをすることも可能です。下記を参考にしてください。

<例>
 変数「UserName」に格納された文字列:「test@user:」
 エンコードされた文字列:「test%40user%3A」

2215_1.png

2215_2.png

■接続先のDA端末がリモートデスクトップ接続を許可していない場合

DA端末のRDP接続設定の状態を確認し、DASが動作しているログインユーザーに対してRDP接続を許可する必要があります。(DS/RSのログインユーザーではない点にご注意ください。)

Windowsのスタートメニュー>「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「リモートの設定」をクリックし、「システムのプロパティ」ダイアログの「リモート」タブ内にてリモートデスクトップの設定をご確認ください。(Windows10の場合)

リモートデスクトップ接続が対象ユーザーに対して許可されていない(「このコンピューターへのリモート接続を許可する」のオプションボタンが選択されていない)場合は、システム管理者に問い合わせの上、設定の変更を依頼してください。

2215_3.png

注意事項

(※1)接続エラーは、Windowsタスクマネージャーにて確認することができます。
RDP接続が確立していない場合は「kapowlock.exe」 プロセスがタスクマネージャーに表示されないか、または表示されてもすぐに消えてしまいます。

2215_4.png

 

関連記事

DAS端末にドメイン指定してRDP接続する際のUser's Guideの指定方法に誤りがある