ライセンスキーが生成されると、2種類のユーザーに制限が設定されます。
- Design Studio シート数
- Management Console / KappZone シート数(「最大ユーザー数」は、Management Console -> Admin -> License -> About current License に表示されます。)
Design Studioのシート数について
シート数はDesign StudioをManagement Consoleに同時に接続できる人数を定めます。Design Studioを起動し、”License Server(ライセンスサーバー)”(Management ConsoleのURLを指す)を使用するたびに、1つのDesign Studio シートが使用されます。使用中のDesign Studio シートは、Management console ->Admin ->Licenseに表示され、Design Studioが実行されているマシンのIPを表示します。 Design Studioが終了するとシートが解放されて、数分後にManagement Consoleが更新されます。これにより、別の人が自分のマシンでDesign Studioを使用できるようになります。
(例)ライセンスに2つのDesgin Studio シートしかない場合、2人しか同時にDesign Studioを使用できません。
3人目が使用する必要がある場合は、現在使用している2人のうち1人がDesign Studioをシャットダウンし、数分後に3人目が使用できるようになります。
Management Console / KappZoneのシート(最大ユーザー数)について
Management ConsoleがTomcatにデプロイされ、LDAPと統合されている場合の、管理者ユーザを含めた Management Console へ登録できる最大ユーザーの数を指します。
ユーザーがManagement consoleにログインするたびに、このユーザー用に新しい記録(レコード)が作成されます。(Management Console ->Admin ->Usersに表示されます)
ユーザーレコードの数が最大に達すると、管理者以外のユーザーはログインできません(プロジェクトに権限を割り当てられたグループの一部であっても)。adminGroupのメンバーは引き続きログインできます。
Management Console シートは、Design Studioを開いたり、閉じたりしたときに更新されるDesign Studioシートとは異なります。
adminGroupからではなく新しいユーザーがログインするには、Management console ->Admin ->Usersから一つ以上のユーザーレコードを削除する必要があります。(ユーザーの数が最大数より少なくなければなりません)
最大ユーザー数の制限の挙動は以下のようになります。
バージョン | LDAP使用有無 |
Management Console / KappZone シート最大ユーザー数の制限 |
回避策 |
v 10.x | 有 | 制限される | 無制限EKZライセンスで制限を回避 |
なし | なし | 不要 | |
v 11.x | 有 | 制限される | 無制限EKZライセンスで制限を回避 |
なし |
Design StudioシートとManagement consoleシート(最大ユーザー数)との関係とは?
Management ConsoleでLDAP統合を使用する場合、Design Studioを開いてManagement Consoleに接続すると、ライセンスを取得するために、すべてのユーザーは資格情報を提供する必要があり、これを行うために、Management Consoleでユーザーレコードを取得する必要があります。(そのためDesign Studioを使用する前に、Management Consoleに少なくとも1回ログインする必要があります)
Design Studioでライセンスサーバーを設定するときにadminGroupのユーザーの資格情報を使用すると、Management Console -> Admin Usersで新しいレコードが追加されます。
ただし、Design Studioで資格情報が使用される各ユーザーは、一つのManagement Consoleシートを使用します。
したがって、ライセンスを要求するとき、Management Consoleシートの数は、Design Studioシートの数以上である必要があります。