※本記事で紹介する方法は、Ver.10.1~10.3で発生する不具合のため、ポート25以外は利用不可ですが、Ver.10.4で修正済となります。
(Azureではポート25がブロックされる為、Azureをご利用の際にも利用不可となります。)
参考記事:「スケジュールの編集」で設定したメールアドレスにメールが送信されないMCのスケジュールで実行したロボットがエラーになった際にメール通知を受け取るには、MCにて下記の設定が必要です。
手順
1.スケジュール設定画面を開く。
<既存のスケジュールを設定する場合>
スケジュールをダブルクリックして「スケジュールの編集(Edit Schedule)」ダイアログを開く。
<新規スケジュールを設定する場合>
「スケジュール(Schedules)」タブ内の「+追加(Add)」ボタンをクリックして「新しいスケジュール(New Schedule)」ダイアログを開く。
2.「詳細(Advanced)」タブを開く。
3.「電子メール通知を使用(Use Email Notification)」項目にチェックを入れる。
4.「電子メール アドレス(Email Addresses)」項目に、エラー通知を受け取るメールアドレスを入力する。
カンマで複数のアドレスの指定が可能ですが、先頭のアドレスが送信アドレス・受信アドレスとして使用され、2つ目以降のアドレスは受信アドレスとなります。
記載順序を誤った場合、メールが正しく届かない可能性がありますので注意してください。
なお、本通知機能が動作するトリガーについて弊社で検証を行い、MCの「ログ(Log)」タブ>「スケジュール実行(Schedule Runs)」の「ロボットのエラー(Robot Errors)」としてエラーを検知した場合に送信されることを確認しています。
「エラー(Errors)」や「ロボットのエラー(Robot Errors)」検知時のメール送信パターンは下記のとおりです。
<メールが送信される>
・「ロボットのエラー(Robot Errors)」のみ検知
・「エラー(Errors)」と「ロボットのエラー(Robot Errors)」を検知
<メールが送信されない>
・「エラー(Errors)」のみ検知
「ロボットのエラー(Robot Errors)」が発生する条件については『MCでのロボット実行時に、エラーの検知をコントロールする方法』を参照してください。
実際にエラーが発生した場合には、以下の様な形で通知が届きます。
<メール内容の例>
——————————————
<メールタイトル>
1 error during run of robot ロボット名
<メール本文>
Error report for ロボット名
Execution id: 00-00-XXXXXXXXXXXX
total errors: エラー数
Message:○○○○
——————————————
■エラーメールに記載される内容
・ロボット名
メールタイトル・メール本文内にエラーが発生したロボット名が記載されます。
・エラー原因(詳細)
メール文中に「Message」として表示されます。
<例>リストボックスから値を選ぼうとしたところ、タグが見つからずエラーとなった場合
The Select Option step requires a found tag, but the tag finder did not find any tag.
There is no tag that matches the tag path. You should adjust the tag finder,
or add another tag finder that finds the right tag on this particular page.
If you add another tag finder, make sure that only one of them finds a tag on any given page.
■メールに記載されない内容
・エラーとなったスケジュール
実行ロボット単位にメールが通知されるため、そのロボットが実行されたスケジュールについての情報は持ちません。
・エラーとなった日時
メールにて通知された日時が最も近い情報となりますが、ロボット単位での通知となるので、実際に発生した時刻とは、ずれが生じます。