Ver.10.3.0.2以前のMCにて「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」が適切に動作しない

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事象

MCの「管理(Admin)」>「RoboServer(RoboServers)」>「設定(Settings)」>「クラスタ設定(Cluster Settings)」ダイアログの「Robot Execution」内にて、「最大同時ロボット数(Max concurrent robots)」と「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」を設定することができますが、Ver.10.3.0.2以前では「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」が適切に動作しません。
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本来であれば、スケジュールは「最大同時ロボット数(Max concurrent robots)」に設定された数だけRS上で同時実行され、「最大同時ロボット数(Max concurrent robots)」の設定値以上のスケジュールが起動した場合はMCのキューで待機状態となります。
しかし、Ver.10.3.0.2以前の場合、RS側のキューでロボットが待機状態となってしまいます。

本来の正しい挙動(10.3.0,3以降の挙動)については、下記記事を参照してください。
MC/RSのロボット実行待ちキューの仕様と、ロボットの最大同時実行数を超えた場合の挙動について

 下記は、問題が発生している場合の例です。

<例>RobotAからRobotFまでの6ロボットがあり、「最大同時ロボット数(Max concurrent robots)」に「2」を、「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」に「3」を設定した場合

RobotAからRobotEまでの5ロボットがRoboServer上にロボットの実行命令が送られます。
RobotA、RobotBの2ロボットは実行され、RobotCからRobotEまでの3ロボットはRS上でキューイングされます。
RobotFはRS上に実行命令が送られず、MCの共通キュー上にキューイングされます。
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回避策

「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」を0に設定してください。

 <参考>ユーザーガイド(User’s Guide)

ロボットが Management Console のスケジュールで開始 される場合、このプロパティは "0" に設定する必要があ ります。すると、Management Console は共通のキュー を維持します。

※Ver.10.3.0.3以降のユーザガイド(User’s Guide)にも同様の内容が記載されている場合がありますが、Ver.10.3.0.3以降のバージョンでは、本不具合は修正されているため、0に設定する必要はありません。

 

補足

・「最大同時ロボット数(Max concurrent robots)」
各 RSで同時に実行できるロボットの最大数です。
ロボットが CPU またはメモリを著しく消耗する場合や、頻繁にメモリの閾値に達する場合には、最大同時ロボット数を下げてください。

・「最大キュー格納可能ロボット数(Max queued robots)」
各 RSでキュー登録に存在できるロボットの最大数です。
ロボットが API 呼び出しで開始される場合、ロボットが各 RSでキュー登録できる数が、この値で決まります。

区分 発生Ver 改修ID 修正Ver
不具合 10.3.0.2  1153553  10.3.0.3

 

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