Cloud Hubに関するナレッジです。
概要
Cloud Hubのログはデフォルトの設定では出力されないため、
必要に応じてユーザー様にて設定していただく必要があります。
作業手順
- ログを出力するためのフォルダを作成します。
※参考画像は利便性を考えBizrobo!のログ(Tomcat構築済みの場合)と親フォルダを同じ階層に設定しています。
- jarファイルの接続文字列作成画面にて以下のプロパティを入力します。
プロパティ | 値 | 備考 |
---|---|---|
Logfile | 例)C:\LOGS\Cloud Hub\Cloud Hub.log | ログの出力先ファイルパスを指定します。 |
Verbosity | 例)5 | ログの出力レベルを指定します。 |
Logの出力レベルの変更方法
”Verbostiy”の値が出力レベルを表しています。
値は"1"~"5"まで設定することが出来、それぞれ以下のような出力情報になります。
プロパティ | 値 | 備考 |
---|---|---|
Verbostiy | 1 | クエリ、返された行数、実行開始とかかった時間、エラーが記録されます。 |
Verbostiy |
2 |
Verbosity 1に含まれるすべて、キャッシュクエリ、 およびHTTP ヘッダーが記録されます。 |
Verbostiy | 3 | 2 に加えてHTTP 要求の本文が記録されます。 |
Verbostiy | 4 | 3 に加えてデータソースとのトランスポートレベルの通信が記録されます。これには、SSL ネゴシエーションが含まれます。 |
Verbostiy | 5 | データソースとのやり取りおよび問題のトラブルシューティングに役立つ追加情報も記録されます。これには、インターフェースコマンドが含まれます。通常の実行では、Verbosity を3以上に設定しないでください。高い詳細レベルでは、大量のデータが記録されて、実行に遅れが生じる恐れがあります。 |
※ログレベルは高いほど詳細なログを出力できます
障害やエラーが発生し、原因の切り分けを行いたい、サポートへ問い合わせたい場合は「5」
毎日実行するプログラムでログを取りたい場合は、「1」か「2」を指定するのが望ましいです。
※パスワードやOAuthシークレットなどはマスキングされていますのでご安心ください。
※ログレベルを設定後に事象を再現することでログに出力がされます。
ログのローテーションを行いたい場合
プロパティ | 値 | 備考 |
---|---|---|
Max Log File Size | 100MB(default値) | 設定値の容量に達した際に自動的に新しいログが同じフォルダ内に作成され、日にちと時間が末尾に追加されます。 |
Max Log File Count | -1(default値) |
サイズリミットを超えると、日付と時刻が末尾に追加された新しいログが同じフォルダ内に作成され、最も古いログファイルが削除されます。 サポートされている最小値は2です。0や負の値は、数に制限がないことを示します。 |