Gmail連携を行うためにアプリパスワードの利用手順

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事象の概要

2022年5月30日より、安全性の低いアプリからのGoogleアカウントへのアクセスがサポート終了することがアナウンスされています。

BizRobo!にてGmail等、Google社のサービスを利用している場合、一部機能に影響がある可能性があります。

<参考外部サイト>安全性の低いアプリと Google アカウント

 

尚、2022年4月18日時点では、上記サポート期限の対象のアカウントの種類としてGoogle Workspace または Google Cloud Identityは含まれておりません。

そのため、対象となるのは、個人向けのアカウントを利用している場合となっております。

事象の詳細

影響がある可能性がある機能は以下です。

〇影響がある可能性がある機能

 1、電子メールトリガー機能でGmailを利用している場合

  ※v11.1以降のみ

  <参考記事>【v11.1】新機能解説動画 電子メールトリガー

 

 2、MCからのメール通知機能でGmailを利用している場合

  <参考記事>MCからのメール通知の設定方法一覧

 

 3、Send Email StepでGmailを利用している場合

  <参考記事>「メール送信(Send Email)」ステップ

 

 4、Robot内でGoogleアカウントへのログイン操作を行っている場合

  <参考記事>ChromiumでGmailを開く方法

 

対処方法

〇Gmailアプリパスワードを利用するための設定 (※ Google 側のUIの変更が良くありますので、以下の手順の例のUIと異なることがあります。)

1) 電子Gmailにログインします

2) 2段階認証を有効にします(すでに2段階認証を有効している場合、3から)

  ①「Googleアカウントを管理」をクリックします

  ②「設定する」をクリックします。

  ③「有効する」をクリックします。

3)アプリパスワード設定

  ①「アプリパスワード」をクリックします。

  ②プルダウンに「メール」と「Windowsパソコン」を選択し、「生成」をクリックします

  ③黄色枠に16桁のアプリパスワードが生成されます

〇Gmailアプリパスワードの利用設定

1) 電子メールトリガー機能でGmailを利用している場合

 ・アプリパスワードの利用

  「電子メールアカウントを作成」のパスワードに上記生成された16桁のアプリパスワードを入力て認証します。

電子メールトリガー機能で利用するパスワードについて、 製品ヘルプには以下のような記載があります。

 <参考ドキュメント>電子メール アカウント

電子メール アカウント プロバイダによっては、アプリのパスワードを作成してこのフィールドに指定し、サーバーでアカウントがブロックされないようにする必要が生じることがあります。 詳細については、電子メール プロバイダのドキュメントを参照してください。

 Gmailでは、下記外部サイトに記載のアプリパスワード機能があり、 こちらを設定することで、"安全性の低いアプリの許可"を行わずに メールトリガー機能を利用することが可能です。

  <参考外部サイト>アプリ パスワードでログインする

 ただし、アプリパスワード機能を利用するにあたり、いくつか利用条件があります。

 詳細は上記外部サイトをご確認ください。

2) MCからのメール通知機能でGmailを利用している場合

 ・アプリパスワードの利用

     設定 >一般 > SMTPサーバ欄に16桁のアプリ パスワードを設定

3) Send Email StepでGmailを利用している場合

 ・アプリパスワードの利用

  パスワードに16桁のアプリ パスワードを設定します。

・Send Email Stepの代わりにAPIを利用

   <参考記事>「REST Web サービス呼出(Call REST Web Service) 」ステップ

 

4) Robot内でGoogleアカウントへのログイン操作を行っている場合

 ・DAの利用

 ・APIの利用

    パスワード入力の場合、16桁のアプリパスワードを使用することができます。

区分 確認Ver.
トラブルシュート 11.1.0.4~