Excelマクロを実行する(DA)

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【使用するステップ】

  • 「ウィンドウ(Windows)ステップ」
  • 「キー プレス(Press Key)ステップ」
  • 「ガード チョイス(Guarded Choice)ステップ」
  • 「マウスを移動(Move Mouse)ステップ」
  • 「クリック(Click)ステップ」
  • 「Throw ステップ」

 

【実装例】

DA端末にあるExcelファイルを開き、ファイルに設定されているマクロを実行します。

 
【ステップの構成例】


①「ウィンドウ」:「ウィンドウ ステップ」でExcelファイルを開きます。
②「Press Alt+F8」:「キープレス ステップ」でDesktop Automation(DA)端末の任意のキーを押下します。(例では、Excelの「マクロ」ダイアログを表示するショートカットキー「Alt+F8」)
③と④「左 Click」:「左 Click ステップ」でDA端末の任意の箇所を左クリックします。

■「左 Click」の構成

①「左 Click」:DA端末の任意の場所を左クリックするステップの集まりです。
②「ガード チョイス(Guarded Choice)ステップ」で直後のステップを実行するかの判定を行います。
③「マウスを移動」:「マウスを移動 (Move Mouse)ステップ」でマウスのカーソルを指定の位置へ移動させます。
④「左 をクリック」:「クリック(Click)ステップ」でクリック方法を指定します。
⑤ 「TimeOutError をスロー」:「Throw ステップ」で②の処理が実行されなかったときにタイムアウトエラーにします。

 

【作成手順】

  1. 「ウィンドウ ステップ」を作成し、マクロ機能を有効にしたExcelファイルのファイルパスを設定します。
    設定後「ステップ オーバー」ボタンを押してステップを実行し、該当ファイルを開きます。
    ※「ウィンドウ ステップ」でファイルを開く方法はファイルを開くをご確認ください。

     
  2. レコーダービュー上部にあるExcelのタブを右クリックし、メニューから「キー プレス」→「エンター」を選択します。

     
  3. 作成した「キープレス ステップ」に以下を設定します。

    ステップ名:「Press Alt+F8」に変更(任意)
    キー:F8を選択
    修飾子:Altにチェック

    設定後「ステップ オーバー」ボタンを押してステップを実行し、マクロのウィンドウを表示させます。

     
  4. レコーダービュー上部のマクロタブを開き、使用したいマクロ名を右クリックしたメニューから「クリック」>「左」を選択して「左 Click ステップ」を作成します。
    「ステップ オーバー」ボタンを押してステップを実行すると、マクロのウィンドウの「マクロ名」がクリックされます。

     
  5. 「実行(R)」ボタンを右クリックしたメニューから「クリック」>「左」を選択して「左Clickステップ」を作成します。
    「ステップ オーバー」ボタンを押してステップを実行すると、マクロのウィンドウの「実行(R)」ボタンがクリックされ、 4. で選択したマクロが実行されます。

     
  6. レコーダービューのExcelタブにマクロの実行結果が表示されます。
    ※以下の画像はマクロ実行後の状態です。

 
【補足】

  • マクロを作成したファイルの初回起動時に表示される「セキュリティの警告」のポップアップが出る場合
    ロボットや手動で「コンテンツの有効化」を左クリックして、マクロを有効にします。
  • 「Ctrlキーと組み合わせるオリジナルショートカットキー」を使用する方法
    実行したいマクロにショートカットキーを設定しておくと、DAのキー プレス ステップでそのショートカットキーを押下するだけでマクロを実行できます。

    ※Excelの通常のショートカットキー(例:Ctrl+z の一つ戻るなど)と同じ値をオリジナルショートカットキーに設定すると、通常のショートカットキーの操作を上書きしてしまいますのでご注意ください。

 

【注意点】

 

【関連情報】

 
※この記事は2022年7月11日にver11.1.0.6で作成したものです。
※本記事は初心者の方に分かりやすくご説明することを目的としております。
そのため、意図的に厳密な表現を避けている場合がございますのでご了承ください。